コンビニ フランチャイズ
これからコンビニエンスストアを始めるあなたに
これからフランチャイズでコンビニエンスストアを契約・開店しようとしている方に『ちょっと待ってください!』フランチャイズ本部から受けていた立地やお店の事に関する説明を理解していますか?
フランチャイズ本部の勧めであなたが選んだお店が、もし予測以上に売れなかったとしても、それはフランチャイズ本部の責任ではありません。フランチャイズ契約書にはどこにも本部が責任を負うとは謳っていません。経済産業省のガイドラインでも『フランチャイジーとなることを希望する者においては、フランチャイザーに対して、上記の情報を開示することを求めるとともに、開示された情報を鵜呑みにせず、自らその算定方法等が合理的であるかどうかにつき更なる説明を求めるなどの検証を行う必要があります』としています。
しかしフランチャイジーには、立地調査をするノウハウなどは殆どないのが現状です。ここでは皆さんに立地について理解を深めていただき、どんな店が売れるのか?どんな店に危険があるのか?のポイントについて説明をしてゆきたいと思います。ここで大事な事は『皆さん自身が立地のプロフェッショナルになる必要はない』という事です。何がわからないのか?を理解し、フランチャイズ本部に対してしっかり質問をし、納得のいく回答を得て契約する事が何よりも加盟店と本部の双方にとって大切です。お店が売上不振により経営の足を引っ張る事の無いよう、しっかりと立地を見極め出店しましょう。
立地ってなに?

立地とは一般的に場所や位置の事ですが、商売においての立地の良し悪しは、必然的に商売そのものの様々な条件がその場所で同時的に満たされているかどうかを言います。当然、立地が悪ければどんなに努力しても売り上げは上がりません。
あなたがフランチャイズ本部担当者から紹介を受けた場所や物件は例外なく『こんなに良い場所です』と説明を受けます。もちろんフランチャイズ本部も売れない場所に投資はしないのでそこに嘘は無いと思います。では何故売上が上がらず閉店する店があるのでしょうか?それは立地に何かしらの問題があったからです。ではその問題(リスク)の説明を受けましたか?これからあなたの一生をかけた選択です。ぜひ、契約前に本当にその場所で良いのかもう一度確認してください。
商圏とは?
立地類型とは?
実商圏…商売において商圏という言葉があります。一般的に商圏とは、そのお店を日常的に利用する消費者が生活している場所、地理的な範囲を指し、業態や競合店の有無、天候・外部環境の変化などによりその範囲や大きさは変わります。また売る側の立場からみると「お店に実際に来店、もしくは来店されるであろうと考えられる範囲」で想定実商圏となる。
半径350m商圏…立地類型を判断するための範囲で「お店から徒歩5分で到達できる範囲」を基本的な基準とし、その商圏内データから立地を分類・分析・評価しお店が成り立つのに必要な要素を見極めるための「みなし商圏」
立地はその場所や周囲の環境によって大きく違います。周囲にたくさんの人が住んでいる立地と周りには何も無いが車の通行量の多い道路脇の立地では商圏・お客様の来店手段や目的また客層も全く違います。当然、駐車場の有無や大きさ・建物のレイアウトなど立地に関わる条件も変わってきます。
立地類型とは具体的に立地を分析、評価・対策をするためにまずその場所がどういう場所なのかを分類する必要があります。例えば上記①ロードサイド立地に位置する物件では周辺にどんな人が住んでいるなどはほとんど関係なく、駐車場が大きければ良いというわけではありません。前面道路を走っている車が適正な数なのか?、その道路が普段どういう使われ方をするのか?によって
立地の何を見るの?
立地調査
さてあなたの選択する立地類型がわかりました。では何を確認すれば良いのでしょうか?